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RO浄水サーバー SOLEMOOD PURE レビュー|配管工事なし・1℃温度調節を2年使った感想
天板に穴を開けずにRO水が飲める卓上サーバーを2年4ヶ月使用。4Lタンクの給水は2日に1回、フィルター代は年9,000円前後。ただし85℃設定でもカップでは実測82℃で、紅茶やコーヒーには届きません。
2024年の6月ごろ、水道水から有機フッ素化合物のPFASが国の暫定目標値を超えて見つかった、という報道が続いていました。私も少し気になって調べるうちに「逆浸透膜、いわゆるRO膜ならこうした物質もこし取れる」と知り、台所にRO浄水器を入れようと考えたのが始まりです。
結果的に選んだのは、工事のいらない卓上タイプのSOLEMOOD「PURE」でした。2年4ヶ月たった今も毎日使っていて、満足しています。ただ、熱いお湯は得意ではありません。85℃に設定してもカップの中は82℃で、紅茶やコーヒー用のポットの代わりにはなりませんでした。
使用期間:2024年6月〜現在(約2年4ヶ月・継続中)/自費購入/料理用温度計でカップ内の湯温、スマホのタイマーで出湯時間を実測
台所の配管工事なしでRO浄水を作り、40〜85℃のお湯を1℃単位で出せる卓上の浄水型サーバー。
浄水型 ウォーターサーバー 4L 大容量 浄水器 「PURE」 卓上 カフェ お茶 カプセル式対応 瞬間湯沸かし RO逆浸透膜
※価格・在庫状況は変動する場合があります(最終確認: 2026-10-30)
- ✓ 4Lの給水タンクに水道水を注ぐだけでRO膜を通した水が飲め、天板の穴あけや配管工事が要らない
- ✓ 40〜85℃を1℃単位で設定でき、調乳やインスタント飲料に合う温度をボタンひとつで出せる
- ✓ 瞬間加熱式で貯湯タンクがなく、待機中にお湯を保温し続ける電気を使わない
- ✓ パネルにTDS値とUVランプの点灯が表示され、浄水の状態を目で確かめられる
- ✓ フィルターはカートリッジを差し替えるだけで、交換作業は1分かからない
- ・ 85℃設定でもカップ内では実測82℃、90℃をうたうお湯専用口も実測85℃で、紅茶やコーヒーには温度が足りない
- ・ お湯は出始めまで約4秒待ち、150mlに10〜15秒かかるため、一度に大量のお湯を用意するのは苦手
- ・ 冷水機能はなく、常温より冷たい水は出せない
- ・ タンク式ではRO処理で入れた水の約3分の1が飲めない濃縮水になり、給水のたびに捨てる必要がある
- ・ 奥行き41.5cm・高さ44.5cmあり、カウンターの奥行きによっては受け皿まで置けないことがある
※Amazon.co.jpの販売ページへ移動します
どんな家に向いていて、どんな人には合わない?
台所の工事をせずにRO方式の水を飲みたい家、そして80℃以下のお湯をよく使う家には合います。逆に、90℃を超える熱湯や冷水まで1台で済ませたい人には向きません。
✓ こんな人におすすめ
- ・ 天板に穴を開けられず、アンダーシンク型のRO浄水器をあきらめた人
- ・ 配管工事をせずにRO方式の浄水を飲み水として使いたい人
- ・ 調乳や白湯など、80℃以下のお湯を温度を決めて使うことが多い家庭
逆におすすめしない人:
- ・ 紅茶やコーヒーを90℃以上のお湯でいれたい人
- ・ 冷たい水をそのまま飲みたい人
- ・ やかん1杯分のお湯を一度に手早く用意したい人
- ・ 置き場所の奥行きが42cmに満たない人
大理石の天板に穴を開けずに、RO水は飲める?
飲めます。PUREは本体に4Lの給水タンクがあり、水道水を注げばRO膜を通した水が出てくるので、配管にも天板にも手を入れずに済みました。
最初に考えていたのは、シンク下に本体を置くアンダーシンク型のRO浄水器です。ところがこの方式は、天板やシンクに専用の水栓を立てる場所が要ります。うちのキッチンはもともと浄水用の水栓位置が用意されておらず、天板は全面が大理石。改造は難しいと判断して、この案はあきらめました。
そこから「工事なしでRO」という条件で探して行き着いたのがPUREです。商品ページによると、水洗いできるステンレスフィルター、活性炭とポリプロピレン繊維のカートリッジ2本、そして最後のRO膜という4段階でろ過します。
そもそもRO膜にこだわったのは、PFASがこの膜をほとんど通れない理由が、仕組みから腑に落ちたからです。RO膜の孔は1nmにも満たない細かさで、水の分子は通しても、ナトリウムや塩化物のような小さなイオンでさえ大半を止めてしまいます。PFOSやPFOAはそれよりずっと大きな分子なので、ほとんど通り抜けられません。水の中ではマイナスの電気を帯びていて、膜の表面で押し返されやすいという性質もあります。
この理屈は、調べた範囲のデータとも合っていました。米国環境保護庁(EPA)は、逆浸透などの高圧膜について、短い鎖のものを含む幅広いPFASを通常90%以上取り除くと紹介しています。デューク大学などが2020年に実際の家庭の浄水器を調べた研究でも、シンク下に置くRO浄水器は、調べたPFASをほぼ完全に除去していました。環境省が公開しているWHOの背景文書でも、逆浸透などの高圧膜処理は有効な方法の一つに挙げられています。
PURE自体はPFASの除去率を公表していませんし、うちの水を検査に出したこともありません。ただ、PFASを減らしたいという目的に対して、RO膜という方式を選んだのは間違っていなかったと思っています。
4Lタンクの給水は面倒?水道直結にしなかった理由
うちの使い方なら、給水は2日に1回で足ります。この頻度で十分ラクだったので、水道直結はしませんでした。
PUREの水は飲むときにしか使っていないので、減り方はこのペースで落ち着いています。
給水のときに一つだけ作業があります。RO方式は水を膜に押し付けてこし取る仕組みなので、商品ページの注意書きどおり、タンクに入れた水の約3分の1は飲めない濃縮水として残ります。これを捨ててから新しい水道水を入れる、という流れです。うちでは濃縮水はそのまま流しに捨てています。
水道に直結すれば濃縮水は排水管へ流れ、給水自体も要らなくなるそうです。ただ、2日に1回の給水が負担になったことはなく、今のところ切り替える理由は見当たりません。
塩素の抜けたRO水、雑菌は大丈夫?
RO膜を通した水には、水道水のような残留塩素が残りません。その弱点に対してPUREはUVランプを内蔵していて、パネルのUV表示が点灯しているのをよく見かけるので、私はそこを安心材料にしています。
水道水が蛇口から出たあとも傷みにくいのは、消毒用の塩素がわずかに残っていて菌が増えるのを抑えているからです。浄水器はその塩素ごと取り除いてしまうので、浄水した水は「守りのない水」になります。浄水器の水を何日も置きっぱなしにしないように言われるのはこのためです。
UVでどのくらい菌が減っているのかは、家庭で確かめる手段がありません。効果を数字で語ることはできませんが、2日でタンクが一巡する使い方と合わせて、安心して飲めています。
パネルのTDS表示は何ppm?数字から読み取れること
新しい水を入れた直後の表示は、水道水側のINが60〜70ppm、浄水側の OUTが4〜7ppm くらいです。数字は毎回少しずつ上下しますが、フィルターを交換した前後でもOUTに目立った違いはありませんでした。
TDSは、ミネラルや塩類など水に溶けているものの総量を示す数字です。日本の水道水は軟水なので、IN側はもともと低めです。
INとOUTの比から除去率を出したくなりますが、RO膜の場合、その数字にはあまり意味がありません。膜を抜けてOUT側に出てくるのは、主にナトリウムや塩化物イオンといった、溶けているものの中でもいちばん小さなイオンです。INの値が高い水でも、OUTの値はそれほど変わりません。
なので私は、OUTが一桁ppmに収まっていることを、膜が正常に働いている目安として見ています。いちばん通り抜けやすい小さなイオンでさえこの程度なら、それよりはるかに大きいPFOSやPFOAの分子は、なおさら通りにくいはずです。
1℃単位の温度調節は、何に使っている?
出番が多いのは、冬場に飲む温かい水、ホットココアのようなインスタント飲料、それに子どものミルクです。
パネルには常温・Warm・Hotのボタンがあり、40〜85℃の間なら1℃刻みで設定できます。冬に冷たい水を飲む気にならないとき、好みの温度の水がそのまま出てくるのは思った以上に便利でした。ココアの粉を溶かすくらいなら沸騰したお湯は要らず、飲みごろの温度で出せば冷ます時間もかかりません。
生後7ヶ月の子どものミルクも、夜の分も含めてこのサーバーのお湯で作っています。設定は80℃。粉ミルクは70℃以上のお湯で溶かすよう国のガイドラインで勧められているので、温度が足りなくならないよう余裕をみてこの温度にしました。85℃設定のときはカップ内で3℃ほど下がっていたので、80℃設定でも70℃を割ることはないと見ています。ただ、80℃設定のときの湯温そのものは測っていません。ミルクの作り方は粉ミルクの缶の説明に従い、気になる点はかかりつけの小児科で確認してください。
ロック中は常温水しか出ないチャイルドロックも付いていますが、うちではまだ使ったことがありません。
85℃設定で、カップに入るお湯は実際何℃?
料理用温度計で測ると、カップの中は82℃ でした。右側のお湯専用の注ぎ口は90℃をうたっていますが、こちらも実測は85℃です。緑茶ならこれで足りますが、紅茶やコーヒーには温度が足りません。
どうやって測った?
ステンレスの保温マグに注いで、料理用温度計を差して測りました。マグは予熱していませんが、保温マグなので器に奪われる熱は少ないほうだと思います。それでも設定値には届きませんでした。
なぜ設定どおりの温度にならない?
PUREは瞬間加熱式で、お湯をためておくタンクがありません。待機中にお湯を保温する電気を使わないのは良い点です。その代わり、ヒーターを通る短い時間で水を温めるので、流量を絞らないと温度が上がらないのだと思います。
実際、85℃でボタンを押すと、まずヒーターの予熱で約4秒待ってから出始め、150mlを出し切るまで10〜15秒ほどかかります。秒数にばらつきがあるのは、タンクの水温の違いかなと考えています。常温水には流量の制限がなく、こちらはすぐに出ます。
お湯専用の注ぎ口なら、紅茶やコーヒーに使える?
使えなくはないものの、実用的ではありませんでした。専用口から出るお湯の量はかなり少なく、それでいてカップ内は85℃止まりです。
付属のドリップカップやカプセル用カップは、温度が足りないとわかったこともあり、結局使っていません。うちにはもともとカプセル式のコーヒーマシンがあるので、コーヒーはそちらで淹れています。
Amazonのレビューにも、吐水がゆっくりなので1〜2人分なら問題ない、という趣旨の声や、冷水機能がほしかったという声があります。家族分のお茶をまとめていれたい人や、夏に冷たい水を飲みたい人は、このあたりを先に確認しておくと失敗しにくいです。
フィルター交換は年に何回?2年4ヶ月の維持費
うちでは1号と2号のフィルターを年1回、3号のRO膜を2年に1回交換していて、フィルター代は 年9,000円前後、月750円ほど です。
これまでに1号・2号は2回、3号は1回交換しました。3本ともAmazonや楽天で買えます。私が買ったときは、1号・2号のセットが5,000円台、3号が7,000円弱でした。3号を2年で割ると年3,500円なので、1号・2号と足して年9,000円前後になります。
1Lあたりにも直してみました。4Lのタンクを2日で使い切り、そのうち約3分の1が濃縮水になるとすると、飲める水は1日1.3Lほど、年間でおよそ490Lです。フィルター代を割ると1Lあたり約18円。電気代は含めていない概算です。
この交換周期は、日本の水道水は軟水でもともときれいだから、という私の判断で決めています。使う量や地域の水質で変わるはずなので、説明書やパネルの交換表示もあわせて確認してください。
交換作業は、古いカートリッジを抜いて新しいものを差すだけで、1分もかかりません。2年4ヶ月のあいだ、故障や水漏れは一度もありませんでした。メーカー保証は12ヶ月なので、2年目以降は保証の外で使っていることになります。
ダイニングに置いて邪魔にならない?サイズと見た目
幅24.4cm、奥行き41.5cm、高さ44.5cmと小さくはありません。それでも、うちの黒い本体はダイニングテーブルの上で浮かずになじんでいます。
使い始めてすぐ習慣になり、今では存在を意識せずに使っています。意外だった点も困った点も特に思い浮かばないのは、こういう家電としてはむしろ良い評価かもしれません。
一方で、Amazonには、カウンターキッチンでは受け皿を置く奥行きが足りず板を敷いて使っている、というレビューもありました。奥行きが40cmを超えるので、置き場所は事前に測っておくと安心です。
PUREの基本スペック
| 商品名 | 浄水型 ウォーターサーバー 4L 大容量 浄水器 「PURE」 卓上 カフェ お茶 カプセル式対応 瞬間湯沸かし RO逆浸透膜 |
|---|---|
| ブランド | SOLEMOOD |
| 参考価格 | ¥69,800(最終確認: 2026-10-30) |
| 浄水方式 | 4層ろ過:ステンレスフィルター+活性炭・PP繊維カートリッジ2本+RO逆浸透膜 |
| 給水方式 | 4L給水タンク/水道直結:6.2mm管対応 |
| 温度設定 | 常温・40〜85℃を1℃単位/お湯専用口90℃ |
| 加熱方式 | 瞬間加熱:貯湯タンクなし |
| 冷水機能 | なし |
| 定格浄水流量 | 0.15L/分 |
| 定格消費電力 | 1450W |
| 本体サイズ | 幅24.4×奥行41.5×高さ44.5cm |
| 安全機能 | チャイルドロック:ロック中は常温水のみ |
| 保証 | 12ヶ月 |
| ASIN | B0H8WWW5J8 |
よくある質問
SOLEMOOD PUREでPFASは除去できる?
RO膜は、PFASを取り除く方法として効果が確かめられている方式です。米国環境保護庁によると、逆浸透などの高圧膜は、短い鎖のものも含めて通常90%以上のPFASを除去します。PFOSやPFOAは、RO膜がほとんど止めてしまう塩類のイオンより大きな分子で、仕組みから考えても膜を抜けるのは難しい物質です。ただし、PURE自体はPFASの除去率を公表していません。
冷たい水は出せる?
冷水機能はありません。出せるのは常温と40〜85℃のお湯で、常温は商品ページの説明では20℃前後です。冷たい水が飲みたいときは、氷を足すか冷蔵庫で冷やす必要があります。
あとから水道直結に切り替えられる?
商品ページによると、6.2mmの水道管に対応した部品で水道に直結でき、その場合は濃縮水が排水管に流れて給水も不要になります。うちはタンク式のまま使っているので、直結の手順や使い勝手は試していません。
粉ミルクづくりに使っても大丈夫?
うちでは80℃に設定したお湯で粉ミルクを溶かしています。国のガイドラインでは70℃以上のお湯で溶かすことが勧められているので、設定温度にはそれより余裕を持たせました。作り方はミルクのメーカーの説明に従い、不安があればかかりつけの小児科に相談してください。
2年4ヶ月使って、もう一度選ぶならどうする?
同じ条件なら、またPUREを選びます。大理石の天板に穴を開けずにRO方式の水が飲めて、80℃以下のお湯は1℃単位で出せる。フィルター交換も1分で済み、2年以上トラブルもありませんでした。
評価を5ではなく4.5にした理由は、お湯の温度です。紅茶やコーヒー用の熱湯までこれ1台で済ませたいなら、この機種は合いません。わが家のように、コーヒーは別の機械に任せ、飲み水とミルク用のお湯をこれに任せる、という割り切りができるなら、長く付き合える1台だと思います。
台所の配管工事なしでRO浄水を作り、40〜85℃のお湯を1℃単位で出せる卓上の浄水型サーバー。
浄水型 ウォーターサーバー 4L 大容量 浄水器 「PURE」 卓上 カフェ お茶 カプセル式対応 瞬間湯沸かし RO逆浸透膜
※価格・在庫状況は変動する場合があります(最終確認: 2026-10-30)
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