Sapphire Nitro+ RX 5700XT OCレポート-火力全開xコスパ最強のRadeon

Sapphire Nitro+ RX 5700XT OCレポート-火力全開xコスパ最強のRadeon

PC Sapphire Nitro+ RX 5700XT OCレポート-火力全開xコスパ最強のRadeon

Sapphire Nitro+ RX 5700XT 購入

今までNVIDIA派でしたが、手元の1.5GHzにOCして使用していた980tiがそろそろ最新のゲームに追いついていけない気がしたので、新しいグラボに手を出しました。
この世代のNVIDIAがレイトレーシングを売りにして、Geforce史上最高の値段でRTXシリーズを販売していますが、自分にはレイトレーシングがまだ不要だと思いますので、今回はRTXではなく、AMDの最新作、Radeon RX 5700XTにしました。

最新の技術が詰め込まれている

RDNAアーキテクチャ

レッドチームのGPUは2012のRadeon HD7700から、そしてRX500シリーズ、VEGAシリーズまではずっとGCN(Graphics Core Next)というDirectX11向けに設計したアーキテクチャを採用していました。
DX12の普及につれ、DX12ならではのローレベル実装のメリットを生かしてパフォーマンスを向上するために、2019年にリリースしたRX5700/RX5700XTではDX12向けに新規設計したRDNAアーキテクチャを採用しています。

7nmプロセスルール

また、Vega VIIと同じく7nmプロセスを採用しているため、省電力、低発熱でありながら高いクロックを達成しています。
Sapphire独自のトリプルファンも相まって、最高負荷でもファンノイズが気になりません。

PCIe4.0

PCIe4にも対応していますが、現在PCIe4対応の環境はRyzen3000シリーズCPUとX570マザーボードのみですので、体験できませんでした。
ただ、きちんと最適化されているゲームならPCIe4からの恩恵は少なく、逆に最適化がよくできてないゲームのパフォーマンス向上が期待できると思います

Sapphire Nitro+

今回自分が買ったのはAMD専門家といわれているSapphireさんのNitro+ 5700XT。
SapphireがAMDのグラボに得意で、今回のNitro+も数ある5700XTの中で2010MHzと最も高い初期クロック設定になっています。
sapphire nitro+ rx5700xt
グラボ本体はトリプルファン仕様。長さは305mmと結構長いですが、ATXミドルタワー以上のケースであれば大体入ると思います。
バックパネルとサイドにはARGBライティングも装備されています。
裏側に3段階のBIOS切り替えのスイッチが備えており、低電力BIOS、OC BIOSまたはTriXXによるソフトウェ制御から選択できます。

TriXX

TriXXはSapphireグラボの管理ツール。通常のハードウェアモニタリング、RGB制御以外に、グラボの物理スイッチがソフトウェア制御にする場合はBIOSの切り替えが可能です。
また、TriXX Boostというカスタム解像度機能もなかなか実用的。
5700XTは1440pゲーミンググラボと謳っていますが、実は4Kも一応可能です。
5700xt benchmark
ただしゲームによって最高クオリティ設定だと60FPSまでは出せません。
その場合、TriXX Boost機能で4Kより多少低い解像度(デフォルトは85%の3456x1944)で描画して、あとはGPUで4Kまでアップスケーリングすることができます。
sapphire trixx
TriXX Boost内部ではFidelityFXという高度なアップスケーリングアルゴリズムを利用しているため、通常のモニターによる引き延ばしより繊細な、ネイティブ4Kに近い画像を作り出せます。

値段

これはレッドチームにした一番の理由です。
GTX 980tiの発売価格は$649という普通に納得できる値段ですが、RTX2080tiはなんと二倍近くの$1199。この世代ではNVIDIAがレイトレーシングを独占できたから、値段も強気になっています。(Intelのi9もRyzen3が出たら半額になったし、独占って儲かるよね)。
ネット上でコスパが良いと評価されているRTX2070sも7万ぐらい。

RTX2070sは確かに手が届けそうで、パフォーマンスも悪くないですが、それに対して同じパフォーマンスの5700XTは5万と、2万円ぐらいの差があります。2万円とレートレーシングの間で悩んだ結果、5700xtを選ぶことに決めました。

更なるOCに挑戦

自分はCPUもグラボも安定で動作できる範囲でギリギリまでOCして常用するタイプなので、新しいハードを導入したらまずはOCの検証をしました。
AMDのグラボは各メーカーのツールではなく、Radeonドライバーについてくる公式ツールでクロック、電圧などの細かい調整を行えます。
5700xt OC

まずは電圧を下げる

AMDのリファレンスカードがゲームクロック1755MHz、最大クロック1905MHzに対して、SapphireのNitro+ 5700xtは既に常用1905MHz,最大2010MHzとかなり引き上げられていますので、まずはGPUクロックを触らず、VRAMクロックを1800MHzに上げて、GPU電圧を1100mVに下げた状態でテストしてみました。
まず電圧を下げる理由はメーカーが安定動作を保証するために、デフォルト電圧は余裕をもって高めに設定されていますので、適度に下げたほうがGPUの発熱を抑え、より高いクロックを維持できるからです。

ベンチマークを数周回した結果、一応安定していますし、パフォーマンスもストックより5%ぐらいは向上しています。
5700xt timespy

GPUクロックをさらに上げる

AMDのOCツールでは最大2150MHzまで設定可能ですが、先ほどのベンチマークでは平均クロックが2003MHzと、2010のターゲットにも到達できなかったので、今回は控えめの2050に設定しました。VRAMも安定しているようですので、1820にもう少し上げました。
その結果、GPU温度が70程度なのに、ベンチマークを完走できませんでした。
これは電圧がちょっと低すぎたと判断し、1120mVに上げてもう一度チャレンジ。
今度こそストレステストを完走できました。

その後、[email protected][email protected]などもいろいろ試してみましたが、完走できないか、サーマルスロットリングを起こして逆にパフォーマンスが下がることになってしまいました。

この個体の限界

他にもまだ試してないパターンもあると思いますが、[email protected],VRAM 1820MHzがこの個体の安定動作限界みたい。
個体によって当たりとはずれもありますし、そもそもSapphireのNitro+は箱だし状態からすでに火力全開状態だとわかりました。

まとめ

  • 新しいRDNAアーキテクチャの5700/5700XTはそこそこいい性能を発揮しています
  • レイトレーシングがない分、コスパ抜群。
  • OCバージョンのグラボは出荷状態で既に上限近くまでOCされており、それ以上のOCは難しい。
  • 重いゲームだと[email protected]が出ません、[email protected]且つ最高クオリティでゲームしたいならアップスケーリング必須。